「はし」と「橋」

「橋」と「はし」との違いは、昔、京都に「都」があり、「都」から「橋の場所」に向かっている側は漢字で書き、「~橋」となり、「橋の場所」から「都」に向かっている側は「~はし」と書いてあるそうです。
 「都」が京都にあった関西人のプライドなのでしょうか。又、「都」以外の地方人は「ひらがなでないと読めない人もいたから」と言う説(?)もあります。

ウィキペディアWikipedia)』

橋名板(きょうめいばん)は橋梁の名称などを示すために設置される銘板の一種
道路起点側から見て左側に「漢字表記の橋名」
道路起点側から見て右側に「交差する河川名」
道路終点側から見て左側に「竣工年月」
道路終点側から見て右側に「ひらがな表記の橋名」

橋のおはなし

実は入り口と出口があるのはご存じでしょうか?橋に入り口と出口があるなんて驚きですよね?それでは入り口と出口の見分け方を解説したいと思います。

橋の親柱にある橋名板(きょうめいばん)の橋の名称が漢字表記だと入り口になります。ということは、ひらがな表記は出口ということになります。

それでは、なぜ橋には入り口と出口が存在するのかというと、道路には『道の始まりの地点を「起点」、終わりの地点を「終点」とする決まりがあり、起点を入り口、終点を出口としたそうです。

昔は「すべての道路の起点は東京の日本橋」とされていて、日本橋に近い方を起点(入り口)、遠い方を終点(出口)としていたそうです。

今では各都道府県や政令都市によって、県庁側が起点だとかその逆だとか、重要都市側を起点にするとか、国道や県道・市町村道によっても取り扱いが変わってくるようです。

因みに漢字表記の橋名板(入り口)の右側には「河川名」が書かれています。
反対側のひらがな表記の橋名板(出口)の右側には竣工年月日が書かれています。

余談ですが、橋の名前をひらがなで表記する場合は「○○橋」は「○○はし」と濁点をつけずに書くそうです。これは川の水が濁らないようにという意味が込められていて、日本人らしくて大変良い感じです。但し、これは慣習的なもので濁点のついている橋名板もあります。